NEWS

NEWS
2023.11.16

日本初!※ 著名アーティストによる「DC3」活用 田村吉康氏が唯一無二のデジタルコンテンツ作品を販売する「TAMURA Yoshiyasu DC3 CONTENTS STORE」を11/16(木)オープン

ヨーロッパを初め国内外で幅広く活動する画家・マンガ家の田村吉康氏は、株式会社&DC3(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:髙橋雅道、以下&DC3)が提供する、デジタルデータを唯一無二の“モノ”として扱うデジタルコンテンツ流通基盤ソリューション「DC3」を活用し、自身の作品を販売するECサイト「TAMURA Yoshiyasu DC3 CONTENTS STORE」を2023年11月16日(木)よりオープンします。著名アーティストがDC3を活用し、ECサイトを開設するのは初めての取組みです。

アーティストとして、DC3ならではの特長を以下のように評価いただき、開設に至りました。
・販売するデジタルコンテンツ1点1点を唯一無二の作品として流通させることができる点に大きな魅力を感じた。
・従来のNFTとは異なり、既存の仮想通貨を介することなく、直接プライベートなブロックチェーンを利用しているところがシステムとしてシンプルで美しいと判断した。

 


TAMURA Yoshiyasu DC3 CONTENTS STORE
https://tamurayoshiyasu-dc3.com/

 


◆田村吉康氏

1977年群馬県生まれ。プロのマンガ家として活動しながら、平行して絵画作品の制作も手掛け、2011年からは世界各地での絵画展示を開始。現在もヨーロッパやアメリカなどのアートフェアや個展を中心に国内外で幅広く活動しています。イタリアのメディチ・リッカルディ宮殿での個展開催や、ロンドンのファッションブランド McQ Alexander McQueen へのデザイン提供、国内外のアートフェア・芸術祭への出展、主要な画材ブランドや美術雑誌から注目すべきアーティストとして選抜されており、世界各地での講演やワークショップの開催など、そのパイオニアとしての歩みは様々な分野から注目されています。

 

公式サイト: https://tamurayoshiyasu.com/
X: https://twitter.com/FUDEGAMI

 

田村吉康氏のコメント
古来、物々交換に代わって貝殻などの利用からスタートした貨幣経済は、貴金属そのものの価値を利用した金本位制から人々の間の共通認識としての信用を利用した管理貨幣制度へと変化しました。その経済活動自体も現在では現金ではなくデジタル決済技術が主体となり、次第に紙幣や硬貨などの物質そのものではなく銀行口座残高など「数字の変化」を見るに留まる機会がますます増えました。
私の目には、この変化は大きく言えば経済活動が抽象性を高めているように映ります。
それはちょうど、数学の歴史において具体的な計算の手段から次第に純粋な抽象思考学として発展した歴史を見るようです。

一方、美術の持つ意味も歴史の流れの中で変化してきました。宗教的な物語や権力の誇示を利用する役割から、次第に哲学的な施策を深める手段として、あるいは個人的な視覚に対する実験として。そして20世紀以降の近現代美術においては、主に「価値とは何か」という、存在価値そのものの定義を問い直す役割が主に美術に課せられていると私は理解しています。
デュシャンもウォーホルも、それ以降の美術は繰り返し「価値とは何か」を問い直す作品を提示し続けています。
そこではもはや、物質としての絵画や彫刻そのものというより、そこに付帯した抽象的な「価値」という概念を問い直す姿勢自体が価値を持ちます。

価値とは何か。

この普遍的かつ抽象的な哲学上の問いがまさに問い直されている現代において、経済と美術という、人間の二つの活動が数学の発展と呼応するかのように抽象性を増してきた歴史の流れの果てに、ブロックチェーンのような暗号化技術と経済・美術は親和性が高く、大きな将来性があると私は考えていました。
従来のNFTはイーサリウムなどパブリックブロックチェーンを介していたために美術品としてのデジタルデータを扱う際に美術とは無関係な手順が含まれ、経済活動としては抽象化しきれていないように見受けられ、私は積極的な導入に踏み切りませんでしたが、DC3はそれらの問題を解決し、より抽象化された純粋な形でのソリューションです。

突き詰めればただの数字の羅列に過ぎないデジタルデータに、価値はあるのか?……しかしそれは、突き詰めれば目や耳など人間の器官から入力される電気信号にしか過ぎない感覚に、価値はあるのか?という問いを同時に引き起こすでしょう。
まるで胡蝶の夢の故事のように。
発展した技術と数学の果てに、古来と変わらない哲学的な問いが現れるのは興味深い事実です。
私がカンバスや絵具という物質による作品を作りつつ、同時にDC3コンテンツという形のデジタルデータを制作・提示することは、数学的抽象化が進む歴史からの要請を踏まえつつ、まさに過去の巨匠たちに倣った、現代美術としての活動の最新版と言えるはずです。

 

◆「DC3」とは



「DC3」は、株式会社&DC3が提供する、あらゆるデジタルデータを唯一無二の「モノ」として扱うことができるようにする、コンテンツ流通基盤ソリューションです。DC3で流通するコンテンツは、デジタルでありながら、現実世界でリアルな「モノ」を所有しているかのように扱うことができます。また、DC3では取り扱うデータのフォーマットを限定していないため、現在流通しているあらゆるコンテンツに対応することが可能です。もちろん、これから生まれてくる新しいコンテンツに対応することも可能です。

*2023年11月16日現在、DC3はプレビュー版での提供となっております。後日、正式リリースを予定しております

 

◆TAMURA Yoshiyasu DC3 CONTENTS STOREの特徴

1)ブロックチェーン技術により、デジタルコンテンツ1点1点が唯一無二の作品として流通する
TAMURA Yoshiyasu DC3 CONTENTS STOREで販売する作品は全て「DC3コンテンツ」という特別なデジタルコンテンツです。DC3コンテンツは、現実世界の「モノ」と同じように、1つ1つが識別された状態で存在しています。エディションナンバーの付いた複製版画のような「一点もの」をデジタルの世界でも表現することができます。

 

2)高精細なデジタルデータの再生が可能に
従来のデジタルコンテンツでは、画像や映像はアップロード時にデータが圧縮され、画質が下がってしまいます。一方、DC3は、解像度やサイズの大きいデジタルデータをそのままコンテンツとして製造することが可能なため、高精細なデジタルデータをクオリティが担保された状態で楽しんでいただくことができます。



3)購入した作品は3D空間上での作品展示が可能、SNS等での共有も可能
DC3コンテンツは、「DC3マイルーム」と連携させることで、仮想の3D空間に作品をディスプレイすることができます。また、作品をディスプレイした3D空間のURLを発行する機能が用意されており、自身が作品を保有していることをSNSなどで広く発信することも可能です。ファン同士がSNS上で繋がることはもちろん、作品への愛着を大いに表現することができます。
*実際にコンテンツを再生することができるのは購入者のみとなります。

DC3マイルーム展示例(3D表示)

 

4)コンテンツの不正コピーを防止
DC3では、汎用性の高い形式のデジタルデータを、プレイヤーで再生するための専用の形式に変換します。そのため、コンテンツが不正にコピーされてばら撒かれるといった状況を防止することができます。

 

5)AIによるクローリングを防止
DC3コンテンツは、プレイヤーで再生しない限りコンテンツの中身を見ることができません。そのため、WEB上に作品がそのままアップロードされている状態と異なり、AIなどのクローリングから作品を守ることができます。

なお、TAMURA Yoshiyasu DC3 CONTENTS STOREには、&DC3の提供するShopify連携アプリ「DC3 Integration」を採用いただいております。
「DC3 Integration」は、全世界のECプラットフォーム市場においてシェアの大きいコマースプラットフォーム「Shopify」で作成したECサイト上で、DC3コンテンツを取り扱うことができるようにするための連携アプリです。Shopifyに連携させることで、技術的な知識を必要とせず、ECサイトの構築からDC3コンテンツの販売までをノーコードで簡単に実現することができます。
*DC3 Integrationについて、詳しくはこちらのページからご確認ください。

※日本初:2023年11月、著名アーティストが&DC3の提供するShopify連携アプリ「DC3 Integration」を採用した事例として(自社調べ)

 

 

株式会社&DC3について



株式会社&DC3(アンドディーシースリー)は、株式会社セルシスのグループ会社として2022年に設立されました。あらゆるデジタルデータを唯一無二の“モノ”として扱うことで、デジタルコンテンツの流通を実現する基盤ソリューション「DC3(ディーシースリー)」や、電子書籍配信ソリューションの提供を通じ、デジタルコンテンツビジネスの新たな可能性を開拓してまいります。

 

&DC3コーポレートサイト: https://www.and-dc3.com/ 
「DC3」ソリューションサイト: https://www.dc3solution.net/
「DC3」公式Xアカウント:https://twitter.com/dc3_solution
DC3マイルーム: https://my.dc3solution.com/home

 


お問い合わせ先

株式会社&DC3 広報担当 楢崎・大里
〒160-0023 東京都新宿区西新宿 4-15-7 パシフィックマークス新宿パークサイド 2F
e-mail: press@dc3solution.net

 

※ソリューションに関するお問い合わせは、下記のフォームからお願いいたします。
https://www.and-dc3.com/contact/